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ひび割れは建物にとって重要なサインです。
一般的にコンクリート又はモルタルに生じた割れ目の事を(ひび割れ)、又は(クラック）等といいます。
クラック(ひび割れ）は大きく分けるとヘアークラックと構造クラックと呼ばれる2種類のクラックがあって、補修が必要な場合とそうでないものがあります。髪の毛ほどの幅(0.2㎜～0.3㎜以下が目安）は特に構造には影響しないひび割れです。クラックの幅が0.3㎜以上で深さがある場合、構造クラックの可能性が非常に高いので補修の必要があります。いったんひび割れが発生するとそこから水が浸入したり、鉄筋付近のコンクリートの中性化が進むので、鉄筋のさびがさらに促進され、コンクリートの剥落や錆汁によるコンクリートの変色の原因になります。

外壁をさわると手に白い粉のようなものが付く現象をチョーキングといいます。誰でも簡単にわかる状態なので、最近では外壁の塗り替えの目安になっています。チョーキングとは長い間、雨や太陽熱にさらされて劣化により塗膜が粉上になります。この状態になってしまったら、防水性がほぼなくなり、長期間ほっておくと外壁が腐ってきますので早急な対応が必要だと思われます。

塗料にはたくさんの種類があり耐久性と価格が異なります。塗料は値段と性能がある程度比例してます。
当然、安い方が劣化が早く塗り替えの時期が早くきます。「塗装は劣化したら塗りなおせばいい」と考える人もいますが塗装工事を行う場合、足場等の費用がかかってきますので、その辺も考慮すると、多少高くても性能の良い塗料を選ばれた方が経済的だと思います。
また、塗る素材、用途等によって使う塗料が異なりますので予算もふまえてしっかり相談して決めましょう。

建物の大きさによりますがだいたい30坪～40坪の家で足場の組み立てが1～2日。コーキング（下のご質問を参照下さい）や補修を必要があれば、2～3日くらいだと思われます。塗装期間は約2週間くらいになりますので、目安として足場・コーキング・補修・塗装の全行程を含めても約2～3週間で終わります。

コーキングとは建築物その他の防水性、気密性を目的とする防水工事であり、建物にとってとても重要なものです。その目的から、長期的にその機能を維持するものでなければなりません。水密、気密を目的として目地や隙間などに充填（じゅうてん）する、合成樹脂または合成ゴム製のペースト状（のり状）の材料で、外装材のジョイント部やサッシ回り、ガラスのはめ込み部などに用いられてます。

建物を長持ちさせるためには外壁で8～10年くらいが目安になります。外壁は月日とともに色あせや汚れ、カビ、コケ、サビ等見た目で分かる部分が劣化してきます。ひび割れ等の家の寿命をちじめような症状がでた場合は、早めの対処をする事が結果的に家を長持ちさせる事につながります。